踊れる音楽

 純粋に踊れるビートを追求するって大事だと思う。90年代に流行ったBigBeatとか、それから色物扱いされたDoopとか。スキャットマンジョンとか、チャンバワンバとかね。単純に体が動き出すようなリズム、音楽、って頭で考えるものじゃなくて、ダイレクトに体に来るでしょう? ジョン・レノンが「ロックンロールは白人に肉体を取り戻させてやった」なんて乱暴な事言ったけどさ、まさにそうで。世界中にダンスのビートがあるように、シンプルな反復のビート音楽ってのは永遠だと思うのよ。阿波踊りなんてのもそうだし、盆踊りもそうだよね。テクノだってそうだよな。

 ま、とにかく単純に体が動き出すリズムってのは、音楽の基本。そのうえに、色物、 カブキもの、仇花、芸能、見世物、というトッピングが乗っかっていくんだ。そこを忘れちゃいけないよ。