答を出せないショービズ

この時代、ショービズはどうしてもタニマチビジネスの延長線上でしかお金儲けが出来ないのかしらね。タニマチビジネス、或いはコミュニティビジネス。寂しい人達が集まる場を作ってそこで集金するビジネス。目の前の熱狂のレベルを上げていく。

とにかくCDというブツを売るのでは儲けにはならない。それは大きな時代の流れだからどうしようもない。全然関係ない業種(量販店、パチンコ屋)がCDを売りたいという状況が来ない限りCDという商材は復活しない。そして、そんな時代は二度と来ない。また現像ビジネスが復活する日を夢見る町の写真屋と同じ。アナログ盤が復活!と煽るのは銀塩カメラの魅力を煽るマニアと同じ。

CDが売れないという問題を抱えてきた音楽業界だが、結局その打開策、答を打ち出す事は出来なかった。

その一方、2.5次元ビジネスは次の時代の儲け方の答を出している。集客さえ出来ればお金儲けは出来るのだ。CDという商材はショービズでの十分条件であっても必要条件ではなくなった。

レコード会社の人間だけが、終わってしまった商材に未練がましくしがみついている。夢をもう一度と願うが、その夢はもう来ない。