エゴサーチしたまま埋もれゆくアーティスト

 褒められたり、評価されるのは悪い気はしない。SNSは、「高評価である」という内容のツイートを自ら探しに行く。そして10人にも満たないコアなファンからの高評価を世界の全てだと思い満足する。だが、現実には実売が500にも満たない。見たい現実しか見ないで活動しているうちに次々にライバルは次々に登場し、その実力で人気を獲得してゆく。いつの間にか活動歴が長いだけの過去の人となり、理解しない世の中を恨みながら生きる。

 そんな人とは関わりたくないね。ネガティブな気分が伝染するから近寄りたくもない。自分さえよければという感覚で薄っぺらいヒューマニズムを語る点が左翼にも似ている。見たい現実しか見ないのもノイジーマイノリティとしての左翼と共通する。