サブカルチャーズ

 状況を変えるのはヒット商品だけ、そして、アイデアだけだ。会議室で延々会議していても面白いヒット曲など出てこないし、仏頂面の役員が仏頂面で社員を脅迫しても、面白いアイデアは出てこない。

 ヒット商品を出しさえすれば解決するのに、何故それをしない?信念のないサブカルもどきの新人をあてずっぽうに出しても、負のスパイラルが続く。

 そして今、コンテンツを世に送り出すにあたって、レコード会社的な「旧権威」は不要になった。本当に面白い音楽なら、Tunecoreからリリースすればいい。そして、その通りにリリースされた素人の音楽にメジャーが負けている。これは紛れも無い現実。
 昔は、サブカルチャーの受け皿としてのアーティストがいた。確固たる権威をあざ笑うかのような作品を世に送り出し、ごく一部の好事家を喜ばせていた。が、しかし、世の中の変化により、そうしたアーティストが世に出るハードルが低くなった。誰でも作品を発表出来るようになり、サブカルチャーのジャンルは細分化され、受け皿は分散し
た。また、あざ笑うべき「確固たる権威」自体も無くなった。既得権益に胡坐をかいているうちに、権威自体が勝手に自滅したのだ。

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